【スタッフ日記】虎の顔

みなさまこんにちは、安ちゃんです。

最近知った話で感心したのですが、今日は虎のお話です。

虎が最も無防備な瞬間は、水飲み場で前傾姿勢となって水を飲んでいる時、外敵からの攻撃に対して一番弱い瞬間だそうです。

そこで、虎が前傾姿勢で水を飲んでいる時の写真をご覧ください。


いかがでしょうか? 耳の白い部分が、まるで白目と黒目が逆転した目の様です。

驚きですね!?!?!?!

前傾姿勢の虎の身体そのものが外敵に対して、恐ろしい顔で睨みをきかせるような絵柄となっているのです。

どうしたらこのように進化出来るのでしょう??? 自然の不思議ですね!!!

【スタッフ日記】花梨と柚子

みなさまこんにちは、安ちゃんです。

暑い夏のお陰か、今年は庭の実のなる木たちが大豊作です。

その中でも先頭を切って豊作になった花梨の実。
とっても良い香りのする実ですが、毒もあってそのまま食べることができないため、毎年、はちみつ漬けや化粧水などを作っています。無農薬なので安心して使うことができます。

ただ難点は、この花梨、とんでもなく硬いんです。

これを包丁で切るのは至難の業。

ですので、ワタクシ古い包丁とトンカチで叩き割ります。

種は綺麗なものを選別してから化粧水に。
果実は、氷砂糖シロップ、はちみつ漬けにします。

瓶は密閉度の高い国産のものを選びます。そして熱湯で煮沸消毒後にアルコール消毒して雑菌の繁殖を防ぎます。
ハチミツは、世の中色々なハチミツがありますが、ワタクシはドイツ原産のものを使います。なぜなら多くの海外産のハチミツには残存農薬の問題や、シロップと混ぜて作った人造ハチミツなどがあり、国産でも原産国偽装の問題など、本当に良いものを選ぶのも大変です。

その点、ドイツには「はちみつ純正法」という厳しい規制があります。ですので、ドイツ原産のハチミツには安心感があります。ルーマニア産のハチミツもこのドイツ基準に準拠しているので安心感は同じです。

因みにワタクシの日記では、無農薬!だとか、やたらこだわった健康思考だと思われるかもしれませんが、じつは全然健康マニアではありません。健康を考えるならまず運動をして暴食をやめて肥満を解消しろ!と言われますが、そうではなく、せっかく自然からの天然の贈り物を頂くならば、化学薬品や農薬などの混じりけが無い、最上の形に作り上げるのが自然への礼儀だと思うからです。これは魚釣りで釣れた魚たちを頂く時でも同じ考えです。
ですので、実は化粧水もハチミツ漬けもワタクシ自身はほとんど消費をせず、ご近所に差し上げたり家族、親戚が使ったりしています。

話は脱線しますが、ワタクシ来年か再来年の春には、日本ミツバチの養蜂をやろうかと考えて情報を収集しています。ワタクシの家の周りには農薬を使用するような畑がありません。一方で自然の多い地区ですので、春には沢山の花が咲いています。ここで養蜂をすれば、質の良いハチミツを集めてくれるのではないかと夢を膨らませています。養蜂の良い所は殆ど手が掛からないこと。自分が使う分だけのハチミツを蜜蜂から頂いて、様々なハチミツ漬けを作ることができたら魅力的ですよね?

はいはい、続きましては柚子です!!

去年1つも出来なかった柚子が今年は豊作です。
とりあえず、柚子胡椒を作る分だけ収穫します。

柚子胡椒に使うのは皮の部分です。
白い綿の部分を入れると苦みが出てしまうので、表皮だけを削ります。
これ、結構一番大変な作業です。

次に胡椒(と呼んでいますが、実は青唐辛子)の種を取って刻みます。
九州出身の母曰く、九州では唐辛子を胡椒と呼ぶそうです。


そしてブレンダーで木っ端みじんにします。

今回は柚子の皮250グラム+青唐辛子250グラムです。
500gの20%、100gの塩を加えます。少し減塩気味です。長持ちさせたいときは30%を入れます。
今回ワタクシは、頂きものの藻塩(呉市蒲刈島産)を100g加えました。

そして瓶詰め。国産瓶を煮沸消毒してアルコール殺菌します。


ハイ、フレッシュ柚子胡椒の出来上がり!!!
あっという間です。

味見をしてみました。
う~ん。。。そりゃ美味しい。
レベル的には結構美味しいのですが、もぅちょっと辛味が欲しかったです。
柚子の主張が少し強すぎて辛味とのバランスが今一つです。
唐辛子の種を一緒に入れて辛味を強くした方が良かったかもしれません。

まぁこんなこともあります。
実は、今回は会社のスタッフのみんなに配ろうと思って作ったのですが、生憎、納得の味には出来ませんでした。ワタクシの目標は、柑橘嫌いの “たかちゃん”にも喜んで貰える美味しさのレベルです。この味では満足して貰えそうもありません。近々に作り直します!
なので今回は泣く泣くご近所さんに配ることにします。
(クォリティが低いからご近所さんに配る。。。って、もしこちらをご近所さんが見ていたら済みません。勿論、決して食べられないレベルではなかったと思います。我家の家族は美味しい美味しいと鍋料理と一緒に食べてましたのでご勘弁を。。。)

【スタッフ日記】散歩

みなさまこんにちは、安ちゃんです。

暑い夏が突然おわり、秋がやって来ました。

紅葉が見たかったのですが、紅葉には少し季節が早いとおもいつつ近所の『DIC川村記念美術館』まで散歩に来ました。

この美術館には細部まで手が行き届いた大変立派な庭園と雑木林や広場、広大な池など、無料で散策するのが申し訳ないほどに本当に素晴らしい公園で、ワタクシの川村記念美術館への訪問率はかなり高いです。

川村記念美術館には、モネ、ピカソ、ルノアール、シャガールから、ワタクシにはさっぱり意味の分からない現代美術絵画まで、川村家が寄贈した沢山の美術品があります。

大自然の中に居ると、情緒的になり花の写真まで撮ったりしてしまいます。
この花は“鳴かせてみよう”ではない方の『ホトトギス』という名前の花です。

ワタクシがこの川村記念美術館に通うもう一つの理由は、池のほとりで佇みながら、いまは亡き川村さんを偲ぶ目的もあります。

ワタクシ、幸運にも仕事を通じて晩年の川村さんの知己を得て、良くして頂いた大切な思い出があります。

川村茂邦さんは、家業の印刷屋さんを3代目社長として、世界に名だたる大企業に作り上げた大社長でした。
財界の大巨人である川村さんが、私が訪ねると「さて、さて、お茶入れましょうね。。」と、当時まだ30歳そこそこだったワタクシに御大自らがお茶を入れて下さる様なお人柄の方でした。

この庭園を歩くと、そんな優しかった川村さんを思い出さずにはいられません。


広い草原もあって、四季を通して楽しめ、ゆっくり1日を過ごすことが出来ます。
この様な美術館を残して下さった川村さんにいつも感謝しています。

【スタッフ日記】ローストチキン

みなさまこんにちは、安ちゃんです。

先日、スーパーで鶏の丸ごとが980円で売っているのを見つけ、「ローストチキン」を作ることにしました。

ということで、今日はピザ窯シリーズです!

まずは庭に無造作に繁殖しまくっているハーブ達を集めます。無農薬栽培という名のいつもの放ったらかし栽培のため、虫に喰われ放題ですが、綺麗な葉を選んで集めます。もはやどれが何のハーブなのか分かりませんが、どれもとても良い香りがします。

サッと洗って細かい微塵切りに、、、

オリーブオイルと塩、そしてハーブを混ぜます。

よく混ぜてから、、、

はい、初めての登場!まるごとチキンさんです!

全身にシッカリと塗り込みます。

そして、残ったハーブはシメジとマッシュルームにまぶしておきます。
チキンはラップをして半日冷蔵庫で寝かします。ハーブと塩を馴染ませます。
6時間が経過しましたので、冷蔵庫から取り出し、鶏のお腹の中にマッシュルームをパンパンに詰め込みます。焼くとお腹の中は肉汁でドボドボになりますので、マッシュルームがそれを吸ってくれて美味しさMAXとなります。

写真を撮り忘れましたが、このあと凧糸でお腹を閉じて足も閉じます。
普通の方は、このままオーブンで焼くでしょう⁉︎  コダワリの漢は、そう簡単には焼きません。
まずはオリーブオイルを鶏モモあたりにスプーンでかけて、熱の通りにくいモモ近辺に熱を通します。フレンチではアロぜと呼ばれているワザですね。
このアロゼによって焼く時の熱の通りを均等にするのと同時に、鶏皮をパリパリにすることも出来ます。 ひと通り熱が通ったら、ジャガイモ、ニンジン、タマネギなどを粗切りしてアルミパンに並べます。このアルミパンは厚手で、釜に入れても大丈夫なものです。
両脇には冷蔵庫にあった厚切りステーキを表面だけ焼いて置きます。 そしてここからが本番。窯に薪をくべ、200℃まで温度を上げたらチキンを窯に入れます。
50分後に窯から出します。

残念ながら薪の煤で見た目が良くありませんね。
でもこの煤の風味がまた最高なのです!!
ジューシーで美味しいローストチキンが出来ました!!

【スタッフ日記】ぽぽー

みなさまこんにちは、安ちゃんです。

食欲の秋、肥満の加速で苦しむワタクシにとっては誘惑の季節です。
秋は果物も豊富。
好きな果物は? っと聞かれても満遍なく全部好きだと思っていました。

がしかし!!!
半世紀の時を経て、ついに断トツで1番好きな果物が決定しました!

それは、、、、『ぽぽー』です!

 

 

ぽぽー??? と思われた方も多いのではないでしょうか?

かくいうワタクシも昨年ぽぽーの存在を知ったばかりの新参者。
昨年の秋、長野県のとある道の駅で聞きなれない果物として買ってみたのが切っ掛けです。その時、あまりの美味しさにひっくり返りました。

一見、パパイヤ? はたまた花梨? 何の変哲もない緑色の果物。

しかもあっという間に傷んでしまう足の速い果物で、周りが黒く変色し、あまり食欲が沸かない色合いになって来たら食べごろです。

中には大きな種がたくさん入っています。
断面はこんな感じ。

熟れ過ぎるとこんな感じです。
ここまでくると少しエグ味など雑味が出てしまい美味しさ半減です。

深いコクのある甘味と旨味。そして強くて甘い香り。
ぽぽーが数個あるだけで家の中が芳香剤で充満している様な甘さに包まれます。

そして、その味は、、ワタクシの主観ですと、バナナとマンゴーと熟れた柿を掛け合わせたカスタードクリーム風味のプリンといったところでしょうか。

メチャメチャ美味しいです!!!

ただ上記の通り、収穫してすぐに傷んでしまうので、市場にもなかなか出回りません。

あまりに美味しいので、“贈答に!”と思っても、届くころには傷んでいる可能性もあって、見た目も真っ黒で良くないのでなかなか扱いにくい果物ではあります。

そこで、ワタクシ、ぽぽーを自分で栽培することにしました!
自家栽培すれば、収穫直後にプレゼントも出来るでしょう!!

ぽぽーの木をGET! 1本では自家受粉しにくく結実しないという話を読んだので2本用意しました。接ぎ木ではなく4年モノの実生です。5年目から結実するという噂を聞きました。いまから来年の秋が楽しみです。

※あとで知ったのですが、このポポーの木は10メートルくらいの高さまで成長するそうです。そんな高い木になる実をどうやって収穫するんでしょう。。。

【スタッフ日記】アオリイカ

みなさまこんにちは、安ちゃんです。
早いもので既に9月の半ばとなりました。今年もあと3か月チョット。
心身ともに健康に気を付けて頑張っていきましょう!

ワタクシの場合、心身の “心” の健康は魚釣りで満たすことが出来ます。

昨年の今頃は、長崎県壱岐市にて、夜明け前から深夜まで何日も堤防に居座り魚釣りに没頭していました。

陸から釣れるお魚たちの食事の時間はだいたい決まっています。日が昇ってから8時頃までの朝まずめ。17時頃から日が暮れるまでの夕まずめが魚釣りのゴールデンタイムです。
そして、日が暮れて暗くなってから数時間が釣れやすいアジやキジハタなど、地域によっても多少違いますが、魚が釣れる時間はほぼ決まっています。

ということは、8時から17時までは釣りをしないのか? そんなことはありません。魚が釣れなくても竿を出しているだけで楽しい(釣れない釣り師の常套句)のです。

普段事務所の中で仕事をしていると時間の変化が分かり難いですが、1日中海の堤防に居ると、時間もゆっくりと流れ、一日の変化をとても強く感じることが出来ます。

夕焼けは太陽が、「そろそろ魚が釣れ始めるから集中して頑張れ!」とスタートフラッグを落とされたように感じます。

壱岐の夕焼けは、あまりにも美しすぎて時折竿を置いてボーっと眺めてしまいます。
「いけない、いけない、夕まずめだった!」と我に返り釣りを始めますが、視線は沈んでいく太陽のスピードを感じながらくぎ付けとなってしまいます。

そんな中、釣れない筈の真昼間に釣れてくれたアオリイカちゃん。
体も大きいので大食漢のため、余程お腹が空いていたのでしょう。

壱岐では美味しい魚やアオリイカも沢山釣れて、幸せいっぱいの時間でした。
その後、釣れたイカを宿に持ち帰り、お刺身で食べながら釣れた瞬間のことを何度も思い出し、一日の疲れをいやす。。。。
なんと幸せな生活でしょう。。。。
思い出しただけでも心が癒されるおもいです。

【スタッフ日記】パッションフルーツ

みなさまこんにちは、安ちゃんです。
種子島から立派な贈り物をお送り頂きました。
箱を開けると爽やかな南国の香りが部屋いっぱいに広がります。
パッションフルーツの食べごろは、常温で、皮にシワが入り始めると酸味が和らぎ甘みを強く感じるようになります。 毎年、たいていは、私が充分にシワが入るまで辛抱強く待っている間に家族のお腹の中に納まってしまいます。味と香りで皆を幸せにしてくれるパッションフルーツ。
感謝感謝感謝です。

【スタッフ日記】自家製ジェノベーゼソース

みなさまこんにちは、安ちゃんです。

庭にピザ窯を作ったというお話は、以前こちらのスタッフ日記でもご紹介させて頂きました。

ピザ窯を作ったら、次はマルゲリータ用にトマト栽培バジル栽培モッツアレラチーズ作りです。小麦栽培は農業になってしまうのでやりません。チーズに関しても、さすがに乳牛を飼うという発想は無く、買って来た牛乳から作ります。モッツァレラチーズは比較的簡単にできます。 ワタクシのコダワリは自己満足なので詰めが甘いです。

そんなつもりでプランターに撒いたバジルの種を放置すること数か月。ボーボーに育って暴れ狂っています。100円で買って来た種がこれだけ増えるのでコスパ良好です。

あまりにも虫に食われるのでネットだけはかぶせていましたが、基本は得意の無農薬という名の放置農法です。

ピザに使うバジルは、1回あたり精々5~6枚。全然消費が間に合いません。

そこでワタクシの好きな特製バジルソースを作ってプランターで大騒ぎしているバジル達を黙らせることにします。

バジルソース、通称『ジェノベーゼソース』ですが、作るのが簡単なため、昔から自家製にしています。

下記がワタクシの特製ジェノベーゼソースのレシピです。

化学物質過敏症のワタクシは、贅沢ですがオーガニックを基本にしています。
そして、『特製』というからには、オリジナリティが必要で、ワタクシの場合はナッツ風味が強めです。ふつうヨーロッパでは松の実、日本ではクルミやアーモンドを使うのが通常だと思います。

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【特製ジェノベーゼソース レシピ】

バジル:大量
オリーブオイル:コルドバ産『XYエキストラバージンオイル』適量
塩:
適当 (粟国の塩、アルプス岩塩)
ニンニク:常識的な適量と思ったら、その倍の量(近所の農家産)
ナッツ:松の実、アーモンド、マカデミア、ヒマワリ、クルミ、カシューナッツ。
(それぞれオーガニックで揃えますが財布には優しくありません。)
チーズ:ほどほどの量。 パルミジャーノレッジャーノの削り粉

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ここから本題に行かないのがワタクシの日記。。。。

レシピを書いていたら思い出してしまったので、以下、余談を書きます。
スペイン人から、「お前、本当スペイン人みたいだな!」とよく言われるほどにラテン系な心を持っているワタクシですが、日本人の生真面目なところも持ち合わせてしまっているので、オリーブオイルには相当にうるさいです。

エキストラバージンオイルは、オリーブオイル製造過程で果実の1〜2%程度しか採れない超貴重なオイルです。”身体に良いオリーブオイル”はコレを指します。

それなのに店頭に並ぶオイルの殆どはエキストラバージンオイルと書いてあります。不思議ですね。

実は日本の店頭で売られている9割のEXバージンオイルが本物ではないと言われています。
正確には、9割が世界基準ではEXバージンオイルと謳ってはいけないものです。

理由はEXバージンオイルを定義する国際認証に日本が参加しておらず、明確な基準が無い為、善意悪意問わず、本来のEXバージンオイルの定義とは違うことが原因です。

一方で、ヨーロッパでは絞り方に至るまで厳格に定義がされています。本物のEXバージンオイルの選び方などはYoutubeなどにも多くの方が掲載していますので参考にされると良いと思います。

ワタクシは、オリーブオイルを購入する際には必ず酸度を見ます。酸度の高いEXバージンオイルは偽物です。

そして今回は、上記レシピの通り、スペインアンダルシア地方・コルドバ出身の友達イチオシのオイルで、贅沢する際には、コルドバ産の“XYエキストラバージンオイル”というのを使っています。

コルドバ周辺は一面オリーブ畑で、その環境下でも特に本気の本気で作られたオイルがコレです。高級オリーブオイルの基準である0.8%以下という酸度基準の中でも0.1%と突出して酸度が低く、少し辛みのある超贅沢高級オイルです。間違っても揚げ物などに使ってはいけません!その昔、スペインに住んでいたころ、ワタクシがEXバージンオイルで揚げ物をして、スペイン人の同居人に殺されんばかりの勢いで怒られた苦い記憶が蘇ります。

XYは、日本でも比較的見つけ易いオイルですので、贅沢品ですが是非お試し頂きたいオイルです。

因みにコルドバは、世界中でもワタクシが知る限り最も美しい街の1つです。Googleの画像検索しただけでも、ワタクシのいう意味が分かると思います。

こちらも機会があれば行って頂きたいです。

———余談おしまい———

以上、日記1話分の長文を書き終わったところで、ようやく本題行きます!

まずはバジルを伐採!

虫が混入しないように目を皿にして葉っぱ1枚1枚を丁寧に洗います。
洗い終わったら、熱湯で茹でる。 普段は生のまま使いますが、長期保存する場合には茹でます。
茹でるとエグ味が消えてクセのない味になります。

茹でたら氷水で冷やし、バジルが充分に冷えたら、水分を切ります。
水分が残るとペーストになりませんので、ここはペーパーに包んで最後の1滴まで鬼の形相で絞っていきます。

あんなに沢山あったバジルが野球のボール位になってしまいました。次にナッツ類を香ばしい香りがして少し色づくまで炒めます。

ここで大切なこと。ナッツもバジルもですが、オリーブオイルも材料を全部冷蔵庫で冷やします。ブレンダーで熱が発するのを極力抑えるのが目的です。ワタクシの場合、ナッツは凍らせます。材料が充分に冷えたら、オリープオイルにナッツを投入してブレンダーでナッツオイルを作ります。

ワタクシはこの時に一緒に塩も入れます。今回は海水塩と岩塩を混ぜていますが、全く意味はありません。違うミネラル成分が掛け合わさって味の深みにミラクルが起きてくれることを期待しています。

ナッツオイルがスムーズなペースト状になったら次はニンニクです。

ちょうどいい適量と思った “倍” の量を入れます。理由はニンニクが大好きだからです。
ニンニクが溶けたら、いよいよバジルを投入して素早くブレンドします。

片手で必死に撮影しているのでピンボケにもなります。
そして最後、パルメザンチーズを混ぜて完成です!!

完成したペーストは、瓶詰めにします。この瓶も外国産のものは密閉度が低かったり、金属が変な腐食をしたりするので、日本製に限ります。

瓶を熱湯で消毒して乾燥させ、しっかりアルコール消毒してから瓶詰めにします。半年は保存がききますが、すぐに食べるのが美味しいです。はい、お待たせしました! 特製ジェノベーゼソースの出来上がりです!!こんな長文、一体、どれだけの方がここまで読んで頂けたのでしょうか?ワタクシはこれを冷製ペンネなどにあえて頂くのが好きです。

ここまで長文にお付き合い頂き有難う御座いました。

【スタッフ日記】生き地獄

みなさまこんにちは、安ちゃんです。

生活している中で困ったことが起きるのはよくあることだと思います。

ワタクシがいままで暮らしてきた中で、1,2を争う程に困った事件をご紹介します。

 

以前、ひとりで海の堤防に魚釣りに出かけた時の事です。 出発時、夜明け前の早朝に下駄箱で靴を探すと、数年前に東南アジア旅行時に現地で購入して以来、1回も履いていなかった靴が目にとまりました。

「おっ! こんな靴、持ってたの忘れてた!」 と思い、早速それを履いて出かけました。

 

違和感は数時間後、釣り場に到着した頃から少しずつ感じていました。

靴のサイズが大きいのです。その時はこう思いました。

「ん?随分大きなサイズを買ってしまったのかな?」

そう考えながら、まだ日が昇りきらない堤防をサッサと歩いていました。

 

その後、悲劇は起きました。

大きな魚が掛かったと同時に、フッキングの為に”エイッ!!”と力を入れて竿を起こし、魚が逃げる方向に走り始めました。

すると、足元がいままで感じたことのない感覚。。。両足を包んでいるはずの靴は足首にまかれ、靴から足が飛び出し、突然の裸足になっていました。(どんな感じかは下の写真をご覧ください。) 靴底の無い、実質靴下のまま堤防を魚の逃げる方向に走りつづけ、何が起こったのか瞬時に分からないまま、気持ちは足元と魚の両方でパニックになりながら魚と格闘することになりました。そんな態勢で魚も取れるはずはありません。まんまと逃げられてしまいました。

どうやら、数年に亘る放置によって靴のボンドは劣化し、突然ワタクシが履いたことによってそれは剥がれ、靴底だけが堤防の元居た場所に並んで残されている状態となってしまったのでした。

 

大変なのはここから。

まだ夜明け過ぎ。靴を買おうにも買えるお店などありません。これから数時間、どうやって過ごせばいいものか途方に暮れてしまいました。

暫く裸足で過ごすこととなって初めて分かる靴の有難味

開き直って裸足で堤防の上を歩きながら釣りを再開しても、小石ひとつ踏んだだけで飛び上がるくらい痛いのです。

もう諦めました。 お店が開くまで待つことにします。

しかし、海岸沿いのエリアに靴屋さんと思しきお店などありません。

唯一、大型商業施設が車で数十分の場所にありましたので、「ここだ!!」と、4時間後のオープンに向けてお店に向かいました。

 

開店時間10時。

やったぁ!!これで地獄から解放されるぞ!!!!

意気揚々と店内に向かおうと思った瞬間に気づきました。

大型商業施設内を靴売り場まで裸足で行かねばならないことを。。。。ガーーン!!!!

今となっては、堤防を歩き回った靴下もボロボロになり、完全に素足の状態です。

一瞬考えました。靴の外形は残っているので、うまく歩けば中が裸足であることはバレないんじゃないか?

すこしやってみると、全然ダメ。。。抜き足差し足の歩き方はメチャメチャ不自然だし、変な歩き方な上に、1歩1歩靴から裸足の足が丸見えで、その姿は異常に目を引くだろうことは想像に難くありません。しまいには裸足の足首で靴の残骸がぐるぐる回っています。

仕方がありません。

ここはプラス思考の特権です! 堂々としていれば誰も気づくまい!! 仮に気づいても、ワザと裸足で歩いているだけ。そういうファッションだと思って貰おう! そう自分にそう思い込ませて、裸足で「何か問題でも?」という視線をみなさんに逆噴射しつつ、ゆっくりと、しかも堂々と闊歩しながらお店に向かいました。

きっと全員気づいていましたが、みなさんが関わりたくない負のオーラを出すワタクシを直視することはありませんでした。(背中に視線を感じまくり) 自分で見ても裸足で店内を歩き、エスカレーターのシマシマレールの上に立っているのは違和感しかないです。

 

そして無事、靴屋さんに到着し、2秒で靴を決めてレジに。。。。。。

 

財布忘れてます。

辿り着く事に集中しすぎて手ぶらで来てしまいました。せっかく到着したのに、また往復。。。。

今度はもうゆっくり歩く余裕もなく、裸足で猛ダッシュです。ショッピングモールの中を全員の視線を独占しながら裸足の中年男子が駆け抜けて行きます。

息をハ~ハ~ゼ~ゼ~やりながらも、なんとか会計を済ませて、「それ履いて帰ります!」と伝えると、店員さんが「はい、わかりましたぁ~♪」とプライスタグを外してレジ外へ靴を持って来てくれました。。。そこにはレジカウンターで見えなかった裸足のワタクシ。。。

店員さん「あっ、 はだし。。。ですか。。。」

ワタクシ「そう、ここに来るまでいろいろ事情がありまして。ついでに足の裏を拭きたいのでウェットティッシュなんかあったりしますか?」

アルコール消毒まで図々しいお願いをして、ようやく靴を履き、すぐに現代人の感覚を取り戻したワタクシは、なんのヤマしい気持ちも、恥ずかしい気持ちも感じることなく、初めて二足歩行した類人猿のような意気揚々とした足取りでお店を後にしたのでした。

みなさまも是非、外出先で突然に靴底を失うシチュエーションを思い浮かべてみてください。

地獄です。

【スタッフ日記】小鳩

みなさまこんにちは、安ちゃんです。

以前、こちらのスタッフ日記でもご紹介させて頂きましたが、我が家にはキジバトのツガイが住んでいて、まるで家の主のようなリラックスした生活をしています。

そんな彼らが今年も子育てを始めました。鳩は毎年同じ場所で子育てをすると聞いたことがありますが、我が家でも決まって紅葉の木に枝を重ねて子育てを始めます。

いつもは夫婦で日向ぼっこしたりして、のほほ~んと暮らしているのですが、突然忙しく営巣のための巣材の枝を集める係、枝を受け取って巣の形に整える係と役割分担も完璧で働き始めます。枝も、ワタクシから見れば、そぐそこに落ちているもので充分だと思うのですが、わざわざ飛び立っては数軒先の家の庭から枝を咥えて持って帰って来ています。その枝を口づてに奥さんに渡すとすぐに再び数軒先に飛んでいきます。

そんな忙しい生活が始まったかと思うと、やがてそこに卵を産んで暖め始めます。この作業は夫婦で分担している様で、時折入れ替わって食事に出かけている様です。

我家の鳩の場合、入れ替わって数分もするとオスの鳩はすぐに飽きて、我慢しきれずメスを呼ぶために鳴き始めます。メスは比較的辛抱強く、何時間でも卵を温め続けています。母は強し。

分かり難いのですが、ママ鳩の顔が少し見えています。
アップにしてみましょう。

しっかり目が合いますね!

雨の日も。大風の日も。ただただひたすら我慢して濡れながら卵を温め続けます。
気持的には巣の上に傘でもくくりつけてあげたい所ですが、脅かしてはいけないので、毎朝出社前に挨拶だけして見守っています。

産卵から約2週間で孵化します。朝の挨拶時に巣を留守にして夫婦が活発に飛び立つようになるので分かります。

しばらくは見たい気持ちを抑えていたのですが、1週間ほどが過ぎ、赤ちゃんの顔もチラホラと見え始めたので、朝の両親不在のタイミングを狙って巣を覗いて見ました。

いましたいました!2羽いました!枝にカモフラージュしたような羽をしています。


1羽が不法侵入者のワタクシをギロッと睨みをきかせています。
見た目は毛の抜けたお爺ちゃんみたいで全然カワイくありませんが、赤ちゃんというだけでカワイイです。
巣立ちまでは約1ヶ月ですので、まだ暫くはパパとママを頼りに育っていくのでしょう。
そして巣立った後もまた、我家を根城とするキジバトが増えるのでしょうか。。。

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