【スタッフ日記】散歩

みなさまこんにちは、安ちゃんです。

暑い夏が突然おわり、秋がやって来ました。

紅葉が見たかったのですが、紅葉には少し季節が早いとおもいつつ近所の『DIC川村記念美術館』まで散歩に来ました。

この美術館には細部まで手が行き届いた大変立派な庭園と雑木林や広場、広大な池など、無料で散策するのが申し訳ないほどに本当に素晴らしい公園で、ワタクシの川村記念美術館への訪問率はかなり高いです。

川村記念美術館には、モネ、ピカソ、ルノアール、シャガールから、ワタクシにはさっぱり意味の分からない現代美術絵画まで、川村家が寄贈した沢山の美術品があります。

大自然の中に居ると、情緒的になり花の写真まで撮ったりしてしまいます。
この花は“鳴かせてみよう”ではない方の『ホトトギス』という名前の花です。

ワタクシがこの川村記念美術館に通うもう一つの理由は、池のほとりで佇みながら、いまは亡き川村さんを偲ぶ目的もあります。

ワタクシ、幸運にも仕事を通じて晩年の川村さんの知己を得て、良くして頂いた大切な思い出があります。

川村茂邦さんは、家業の印刷屋さんを3代目社長として、世界に名だたる大企業に作り上げた大社長でした。
財界の大巨人である川村さんが、私が訪ねると「さて、さて、お茶入れましょうね。。」と、当時まだ30歳そこそこだったワタクシに御大自らがお茶を入れて下さる様なお人柄の方でした。

この庭園を歩くと、そんな優しかった川村さんを思い出さずにはいられません。


広い草原もあって、四季を通して楽しめ、ゆっくり1日を過ごすことが出来ます。
この様な美術館を残して下さった川村さんにいつも感謝しています。

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