【スタッフ日記】節分

みなさまこんにちは、自分の歳の数だけ豆を食べるのが苦しい安ちゃんです。

普段は土曜日担当の私ですが、今回は日曜日に日記を書きます。 なぜなら今日は節分!節分は、幼少の頃から年中行事の中でも最も好きなイベントでした。特に理由はありませんが、夜に大きな声で「鬼は外!福はうち!」と騒ぎながら物(豆)を思い切り投げるというアクション付きのイベントが、何となく高揚感に繋がっていたのかもしれません。

さて、みなさまにも身近な節分ですが、節分とは何か?と改めて詳しく説明出来る方は多くないと思います。 節分というからには、季節の節目だと言う事は皆様よくご存じの筈。立春・立夏・立秋・立冬、その前日は全て節分です。

そして、2月4日立春は旧暦では新年と重なる事も多く、その前日の節分が重要視される様になったそうです。

つまり、旧暦の大晦日にあたる節分の夜、陰陽道における陰から陽への大きな変節の時には魔物である鬼が出てくると考えられていました。豆まきは、この鬼たちを追い払うためのイベントなのです。鬼の語源は陰人(おんにん)から来ていると言われています。

ちなみに、鬼が住むのは鬼門である丑寅の方角なので、鬼は丑(うし)の角がが生え、寅のパンツを穿いているというのをご存じでしたか?


もう少し掘り下げていきましょう。
では、なぜ鬼退治に豆を投げるのでしょう??
遡ると、古事記にヒントが隠されています。
長くなりますので詳しくは記しませんが、検索して頂けるといろいろと出てくると思います。
古事記の中でイザナキの尊がイザナミの尊や悪霊達から追いかけられ、追い詰められた時、その場にあった『桃』の木の実を3個取って悪霊達に投付けたところ、たった3つの桃で1500もの悪霊達が一目散に逃げ出したという物語があります。

従って桃には邪気を退ける強烈なパワーが宿っていると言われます。 鬼退治に行ったのは誰でしたでしょうか? そう、桃から生まれた桃太郎ですよね!

桃?? 豆じゃなくて???

そうです、豆を撒くのは桃の代わりなのです。

神社の節分祭で使う豆は、神主さん達が煎った豆を祭壇にささげ、「イザナキノカミが投げた桃の力をこの豆に授けて下さい。(省略と要約)」という祝詞をあげたものです。

つまり、皆さんが撒いている豆は桃のかわりとして撒いている事になります。豆に宿ってまで尚、鬼を退散させる力を持っている桃の力、おそるべし!!!!

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