【スタッフ日記】突然ですが、旅に出て来ました。 旅行記 by 安ちゃん

繁忙期
空気を読まず
旅に出る  

繁忙期が川柳の季語になるのか分かりませんが、上記の通り、社内、猫の手も借りたい大忙しの真っただ中に休暇を頂き旅行に行くという暴挙に出た安ちゃんです。 
非常に心苦しくはありつつも、そこは何とか笑顔で送り出してくれた心温かいサイモンズのメンバーのお陰で、非常に充実した旅行となりましたので、こちらにて旅のご報告をしようと思います
今回の旅行の目的は家族サービス。 私がいままで行った中で最も心に残っている場所に家族を連れて行くのが目的です。
その場所は米国ユタ州にある『モニュメント・バレー』

アメリカ先住民族であるネイティブアメリカン(インディアン)が米国内でも特別に自治権を有して管理している「ナバホ・ネイション」の壮大な大地にビュートと呼ばれる浸食によって出来た岩山が点在する場所です。


いざモニュメントバレーへ! と、まずはその前に通り道のグランドキャニオンへ向かいます!
日本から飛行機で到着したラスベガスのネオンと喧騒とスロットマシーンには見向きもせずに、ひたすら直線のハイウエイを一路東に向かいます 
単調で広い道の運転は時差ぼけの大敵 
安全運転を心がけます。

今回は家族ご一行が快適に自動車の旅が出来る様に大型(アメリカでは大型の部類には入りませんので普通免許でOK)のキャンピングカーをレンタルしての出発です。シャワー、キッチン、冷蔵庫、ベッドまで完備している車が非常に安い料金で借りる事ができます。 宿泊はアメリカでは充実しているオートキャンプ場です。 
宿泊料金は車単位。 安い場所では、車1台1泊千円位で泊まれる施設もあります。 高くても3千円~5千円位ですから、家族一同でホテルに泊まる事を考えたら大きな節約になります。
ただ、運転するワタクシはそれなりの覚悟が必要です。
これから1800kmの旅が始まるのです。

アメリカ版東海道と言えるルート66は、歴史を感じる建物も意識的に残されていて、典型的な古き良きアメリカの雰囲気を感じる事ができます。
まもなくグランドキャニオン国立公園入り口かと思った所で大渋滞、全く動きません。 対向車もかれこれ1時間1台も通りません。 みんな退屈して道路を歩いたり、日光浴を始めたり、それぞれの暇つぶしが始まりました。 ワタクシも気晴らしにウロウロとしていると、自然に前後の車の運転手達も集まって来て、道路上で、「原因はアーだ!コーだ!」と退屈凌ぎの井戸端会議が始まりました。 その内にそれぞれ自分達の旅についての話をしたりと、それはそれで楽しかったのですが、話題も尽きて来た頃、その中の一人が渋滞先頭の仲間から聞いた所によると、道路に飛行機が不時着しているとの事。。。 
さすがアメリカ。。。 
予想だにしない渋滞原因です。。。

そして、ふと振り向くと、大きな角をもった鹿が渋滞にイライラする我々の横を悠然と通り過ぎて行きます。 これも日本ではナカナカないシチュエーション。。。
ようやくグランドキャニオンに到着する頃には夕暮れ。 夕日に照らされた渓谷が立体感を増して美しい陰影を刻んでいました。 余りにも大きすぎて縮尺感さえ麻痺する景色に、自然に対する畏敬の念を持たずにはいられません。
翌日、またまたひたすらに何ぁ~んにも無い道を走り続ける事、数時間、彼方にモニュメントバレーの姿が見えて来ました
この風景、映画「フォレストガンプ」をご覧になった方は、ラストでこの道を走るシーンを思い出されるかもしれません。
30km先のこの位置から既に感動が始まります。

この景色…… モニュメントバレーに到着です!
ワタクシにとっては15年ぶり、初訪問の家族もこの息をのむ景色にしばし言葉が出ません。
ここには壮大な景色と共にネイティブアメリカン『ナバホ族』の文化と伝統があります。

ナバホ族のガイドの方について、モニュメントバレーの奥地を案内して貰いました。
壁面には、そこかしこに壁画が残っています。 これは、ナバホ族がこの地に定住するよりももっと昔の先住民族によるものだそうです。 単純な図柄の壁画がかえって神秘的です。

モニュメントバレーの周辺には(といっても何百キロも離れていますが…)沢山の絶景スポットが点在しています。
「ホースシュー・ベンド」という呼ばれている、川の浸食で出来た大きな岩と絶壁があります。 案の定、柵などもなく、足を滑らせれば真下へダイビングという絶壁から沢山の観光客が下を覗きこんでいます。 毎日、何人が転落してるんだろう?という位に危機一髪感満載の崖っぷちなのですが、あとで調べた所、意外と事故が無いという話を聞いて安心しました。

アンテロープキャニオンは、鉄砲水が創り出した大地の裂け目です。 裂け目に上空から太陽の光がビームの様になって、一本の線が差し込んで来て、何とも言えない幻想的な雰囲気の場所です。
都会の喧騒から離れ、ひたすらアメリカの大地を走り抜ける旅でしたが、壮大な自然に触れ合う事が心を豊かにしてくれる事を改めて感じました。
自然が相手なので、想像以上にお金もかからず、必要なのは体力だけでこんなに感動的な旅が出来るというのが嬉しい♪♪
また、きっと心苦しく思いつつも、こんな旅行が出来る様に一生懸命に仕事をしよう!と誓った旅となりました!

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