【スタッフ日記】太陽フレアの影響
皆様こんにちは、太陽活動が活発な今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
太陽は11年周期で活発な時期とそうでない時期を繰り返しているそうです。
今年2025年は、今回の周期で最も活発な時期になるそうです。
太陽活動とは、具体的に何が活発になるのでしょうか?
〇 黒点が増えたり減ったりする。黒点が多いほど活発になります。
〇 太陽フレアの発生。黒点付近で発生する巨大な爆発現象。
これによってX線や紫外線、粒子線が地球に降り注ぎます。
〇 コロナ質量放出。大量のプラズマ(イオン化ガス)が地球に到達すると磁気嵐を引き起こします。
〇 太陽風。太陽から常に吹き出している荷電粒子の流れが地球にも降ってきます。
オーロラの発生に関係しています。
太陽から吹き上がっているのが太陽フレアです。(写真/NASA)
実は昨年2024年の5月、日本の観測史上最大級という磁気嵐が観測されました。 その際には電波障害や人工衛星障害がありました。過去にはカナダケベック州で磁気嵐により大停電なども起きています。
ただし、人体への影響は最小限で、地球の大気と磁場が非常に強力な防御壁となって、宇宙線や太陽放射線はほぼ遮断されていますので、被爆などの心配はありません。自然のメカニズムはすごいです。
それでも地上10万メートルを超える高度を飛行する航空機などは、被爆の影響から航路を変更することもあるそうです。
また、宇宙飛行士は、強い太陽フレアに直面した際には、緊急の避難場所としてトイレに逃げ込むそうです。トイレの周りには水や食料など放射線遮蔽効果が一番高いのが理由です。
今月のはじめ、M8.1クラスの強烈な太陽フレアが発生し、6月1日と2日に地磁気嵐が地球に降り注ぎました。
北海道や長野県でもオーロラが観測されたというニュースをご覧になられた方も多いと思います。
過去の記録では、1770年の秋に日本全国で10日間にわたって「空が赤く燃えた」という記録が沢山あるそうです。
「夜、東より赤く光り、しばらくして空全体が火のような色に染まり、まるで燃える山のようだった。人々は大火事かと騒いだが、火元はなかった」(京都、1770年9月16日『明和日記』)
この時には黒点が地球の14倍以上の大きさになっていたと言われています。ですのでこれは間違いなくオーロラによる現象だと思われます。
ワタクシは兼々、妻と一緒にオーロラを見に行ってみたい。と思っているのですが、
いつだったか『オーロラを見に行くのは虹を見に行くような確率』と何処かで聞いた記憶があり、その確率でわざわざ海外にオーロラを見に行くリスクを考えると躊躇していました。 そういう意味では今年はオーロラを見に行くには1番のチャンスかもしれませんね!